最終段階ではその限りで無いが、コード進行を是認する事から始める(複数の和音の同時進行)
進行はハーモニーの着地点を決めリズム優先の演奏に専念する
やむをえず一般的名称を用いて書けば、初歩的段階でB♭キーのブルースなら 正確なコードトーン解決のリディアン♭7のスケーリングをトレーニング後
B♭7をFm、Gm、B♭△、C△、(Ddim、Edim、Eaug、A♭aug)
E♭7をB♭m、Cm、E♭△、F△、(Gdim、Adim、Aaug、D♭aug)とし
あえてX7であるF7は最初からはブルース進行中には存在させない、同様にUーXの位置付けなど論外である
プレーヤーが上記2つのB♭軸の和音を目指した時ならX7はいつでも発生する事を徹底的に学習させる
他の必要な全ても学習者がこのB♭7とE♭7を形成するアッパートライアードに♭U、W、X、♭Z等を
自由に選んでアプローチする事により組みあがるのを熟知させてから本格的なアドリブに進む(最終的にはB♭7すら必要ない)
一般的に知られているブルースのコード進行はただのヒット曲に過ぎない (よく使われる進行)
ブルースは本来周期で演奏される、各小節に何の和音を置くかは演奏者の自由である
仮に12小節周期とすれば12小節ごとに主和音および軸に回帰すれば良い
勿論、常に主和音はT△ではなく、上記複数の三声和音を重ねて形成される和音の集合を主和音の安定した基本形とし
この和音の安定度いかんにより、ブルースは12×?周期で演奏可能になる 高速のブルース等でフレーズの安定度が箇条書きにならないために
また、主和音をブルージィなサウンドや不安定に演奏するのに必要不可欠な代理和音の考え方は上記以外を必要とする
それはブルースKey以外の楽曲でも同様であるが何故、上記三声和音以外になる事があるかはここでは省略する
基本構造と相対音感を早く理解させるため上記 B♭のブルースの主和音を仮にB♭リディアン♭7と定義しているが、本来ブルースは平均律上では成立しない
ブルーノートハーモニーを平均率上のペンタトニックスケールに置き換えた方法は正道ではあるがペンタの持つブルース色が強すぎるうえ他の楽曲に融通が利かない
このページでは省略するが、基本トレース完了後の中級レッスンで指導する実に簡単明瞭な基本原理を理解さえすれば
現時点である程度の演奏が可能な受講者ならば、ジャズやブルースの構造上の謎は解けスケールやコード進行の呪縛から開放されるだろう
しかしながら謎は解けなくとも誰しもが、とりあえずブルースのアドリブを弾いている
AのメジャーブルースにAのマイナーペンタで弾いて何故ご機嫌かは考えないのが普通だろう
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